プロジェクト(地域振興・事業開発等の相談)

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福島大学を利用してみませんか?

福島大学では、地域のみなさまや、自治体関係者との連携による様々な取り組みを行っています。
取り組み事例は、地域未来デザインセンターの取り組みだけでなく、地域未来デザインセンター登録研究会や学類独自の取り組み、
教員と企業との取り組みなど様々なものがあります。

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事例紹介

  • 会津若松市における『おちょこパス』の取り組み

    経済経営学類 吉田 樹

    『おちょこパス』は、会津若松市内の観光施設や酒蔵、店舗等を「まちなか周遊バス」で巡るフリー乗車券です。経済経営学類吉田ゼミが企画し、会津乗合自動車(会津バス)が2017年1月より販売しています。
    伝統工芸品である会津塗の「おちょこ」が乗車券になったことで名付けられましたが、末廣酒蔵(嘉永蔵)では、乗車券の「おちょこ」で常時数種類の日本酒を試飲できるほか、沿線の約40箇所で特典を受けられます。また、同じく伝統工芸品である会津木綿のホルダーをセットにしており、「おちょこ」を首から下げてまちあるき観光を楽しむことができます。「おちょこ」が旅行者と地域とを繋ぐコミュニケーションツールになる-「地域にあるもの」を組み合わせ、新たな観光シーンの創造を目指しています。

  • 福島にちなんだ<雪うさぎの恵み弁当>パッケージの開発

    人間発達文化学類 新井 浩

    信濃屋さんから共同研究のご依頼を受け、福島にちなんだ弁当パッケージの開発を行いました。信濃屋さんが開発した桃ご飯を中心に、福島にちなんだ食材をそろえることも共同開発の一環でした。
    食材は福島および周辺地域の産物であり、弁当のネーミングではその地域を象徴するものとして吾妻山の雪がたである雪うさぎを採用しました。パッケージデザインにはあえて雪うさぎを出さず、雪うさぎとこの地域の農耕との関係を印象づける説明文で両者を豊かにイメージさせることとしました。この手立ては旅行者に雪うさぎの見える季節に再びこの地を訪れたいとする意欲喚起をねらいとしたものです。

  • 「日本一の健康保養温泉地創造事業」における連携の事例

    人間発達文化学類 安田俊広

    福島大学と岳温泉観光協会が連携して健康をキーワードとした「日本一の健康保養温泉地創造事業」を行いました。
    健康の基本は運動・栄養・休養です。ウォーキングで疲れた身体をおいしい食事と温泉で癒やして健康になりましょうという企画で、我々はウォーキング部門を担当しました。
    二本松岳温泉周辺には、安達太良山をはじめ魅力的なウォーキングコースがあります。それらを活用して、体力年齢を算出したり、各コースの難易度を様々な測定器具を使って測定し、それらを安達太良遊歩道難易度マップにして一目で分かるようにしました(図)。これにより岳温泉を訪れた人は自分の体力水準に応じて最適なウォーキングコースを選ぶことが出来るようになりました。

  • 「搬送用スクリューの技術開発」

    共生システム理工学類 高橋 隆行 情野 瑛

    飲料などの工場のラインでは、ビンやペットボトルを搬送するためにスクリューを用いて1本ずつ間隔を開け、適切なタイミングで送っています。本研究では、その搬送用スクリューを多軸のNC工作機械による切削加工で造り出すための工具軌道を、設計パラメータから自動的に生成する技術の開発を行いました。ロボット工学で利用される同次変換という数学的手法を設計に応用することで、さまざまな搬送用スクリューを、理論的な裏付けを保証しながら造ることができます。
    本研究は、福島県二本松市で主に樹脂加工を事業としている、東北江南株式会社との共同研究で行われました。実験から、提案する方法で作成した搬送用スクリューに搬送能力があることが実証され、設計手法の有効性が確認できました。

  • テーマ:「ソフトサポートスーツの開発」の取り組み(概要)について

    人間発達文化学類 杉浦弘一

    看護や介護、荷物の積み下ろし・運搬等を主たる業務とする分野では、腰部の屈曲・伸展動作が繰り返されることによる腰痛が職業病としてあげられています。これら腰痛の予防方法として支援ロボットやサポーターなど、様々なツールが開発されていますが、金額や装着性、効果などにおいて一長一短です。
    株式会社富樫縫製が開発した「ソフトサポートスーツ」は炭素繊維強化複合材料(CFRP)を背部に組み込むことで、腰部に集中する負荷の軽減と保護効果を向上させるとともに、装着感が良く、簡便に脱着できる製品です。この「ソフトサポートスーツ」の効果を検証した結果、腰部への負担軽減、装着感や負担軽減感の高さを実証することで、商品開発に貢献することができました。