プロジェクト

若者の農村居住選好の明確化:大学生を対象とした調査を通じて

食農学類 教授  原田茂樹
実施期間:2026.6.17~2027.2.28

目的

農業における最大の課題である後継者不足を解決し、被災地のさらなる復興を進めるために、「若者が農村に居住する上で重視する条件」を明確化し、最終的に自治体の計画に反映するための提案内容を検討することを目指します。また、福島大学学生の選好と他地域・他学学生の選好の差について、あらたな調査方法の検討を通じた明確化を図ります。

計画内容

「若者が抽出した19の農村居住条件とその重要度に関する福島大学学生へのアンケート結果解析」を速報としてすでに復興農学会誌に報告しています。単純集計結果にとどまっており、統計解析の高度化、自治体の計画への反映についての検討、福島大学学生以外の選好の把握などの課題が明らかとなっています。単純集計済みの「福島大学学生への農村居住選好の調査結果」について、高度な統計解析を通じて、「各条件の重要性の定量化」、「若者の心理構造の解明」を行い、Vision01, 02の実現に必要な基礎的な条件を把握します。その後、いくつかの自治体の現状の計画の分析を通じ、Vision01, 02の実現のための「自治体の計画への提案」を目指します。その際に「若者という集団」に注目することで、Vision03, 04の実現を図ります。福島大学学生の選好に加えて他地域・他学学生の選好を把握するためのヒアリング手法・あらたな調査方法の検討を、復興農学会など学会、ふくしま再生の会などNPO、自治体などの主体との連携を行いながら実施します。

Visionについてはこちら

期待される効果

福島大学学生の農村居住選好として、現在までの調査と単純集計から把握されている「利便性」「安全性」等について、その重要性が定量的に示されます。その結果を自治体の計画に反映するための提案内容が整理されます。また、福島大学学生以外の学生(首都圏および福島から離れた地域の学生)の選好について、情報取得の手法についての検討や情報取得の試行が行われます。これらの活動を通じて、被験者との交流・情報共有、学会・NPOや自治体との連携が進み、多様な主体と連携することで、Vision01~04の実現に寄与します。

一覧へ戻る