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『伊達市商店街活性化』~住民主体の商業振興~
地域未来デザインセンター 特任教授 岩井 秀樹
プロジェクトメンバー:保原町商工会及び伊達市商工政策審議会から推薦・任命された事業者等11名
実施期間:2024年1月1日~2025年2月28日
このプロジェクトは、伊達市内の商店街が地域の小売店として支持され、住民と共に存続・反映していくことを目指して、住民(商業者)が主体となって商店街活性化施策を企画・提案するプロジェクトです。
保原駅を事業開発・起業の聖地へ ― 伊達インキュベーションセンター構想 ―


プロジェクトの背景
近年、伊達市では以下のような地域課題が深刻化しており、早急な対応が求められています。
・商工会会員の高齢化や事業承継の難航による廃業・脱退の増加
・空き店舗の増加(令和6年11月時点で市内計110件)
・若者の市外流出や人口減少による人手不足
・郊外型大型商業施設の進出により、中心市街地衰退の懸念
こうした背景から、「伊達に新しい人材を呼び込み、事業が生まれる土壌を整えること」が急務となっています。
構想の経緯
少子高齢化が進展し、事業承継も難しい環境では新たな事業者の創出や既存事業の再構築が必須と考えられます。
先進地域等の調査から、若者がチャレンジできる受け皿となる場所・機能があれば、そこを核に新たな事業者が集い、店舗が展開されていく可能性が高いことが分かりました。
そこで、事業開発・起業の核として「伊達インキュベーションセンター(仮称)」を構想し、地域・行政・教育機関・金融機関等が連携し、新たなチャレンジと賑わいを創出していくことを目指すこととしました。
活動結果
福島県内外の先駆的な商店街・事業者等を視察・調査し、保原駅を起点とした「伊達インキュベーションセンター(仮称)」の構想を打ち出しました。
また、この提案に基づいて伊達市では、令和7年度より2年間実証実験を実施することとなりました。
今後、検討していく主な機能・取組
■事業開発相談・支援
・起業・経営支援:事業構想&アイディア検討、事業計画書の作成、資金繰り等の支援
既存商品の改善支援、商品パッケージデザイン支援など
・移住・定住支援:起業者の市内定住へ向けた住まい&不動産斡旋
■広報・施設運営
・情報発信:SNS・Webサイト等での情報発信、各種企画・イベント開催
・ 交流 :コワーキング、シェアオフィス運営
※センターの運営には、常駐スタッフのほか、高校生・大学生インターンも積極的に関与。若者自身が地域づくりに参画することで、多世代が関わる活気ある場づくりを目指します。
※期間限定のテナント募集やシェアオフィスとしての利用等の活用方法も今後検討。
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