地域未来デザイン
センターについて
ビジョン
機能概要
施設利用
広報誌・刊行物
ロゴへの思い
アクセス
プロジェクト
相談する
審議会等委員申込み
講演依頼
地域振興・事業開発等の相談
スタートアップの相談
共同研究等について
研究者情報
(教員検索)
研究者情報
(研究シーズ検索)
物品一時使用
(研究設備・機器の共用化)
知る・学ぶ
公開講座・公開授業・出前講座
地域未来デザインセンター資料室情報
地域未来デザインセンター登録研究会
寄附のお願い
福島大学絆会
お問い合わせ
検索
プロジェクト
HOME
プロジェクト
CFDCプロジェクト
いのちを守る防災減災プロジェクト
いのちを守る防災減災プロジェクト
2024.12.27
地域未来デザインセンター 特任准教授 藤室 玲治
人間発達文化学類 特任教授 天野 和彦
実施期間:2024年~2026年
災害が発生する前に備えておく意味での防災・減災については、さまざまな分野で進められおり、モノや避難手順等の意識は高まってきている。
しかし、災害による直接死に対する働きかけとは別に、発災後、避難所等の生活の中で失われていく命、「亡くならなくてもいい命」に対する働きかけが急務とされている。
「いのちを守るため」に必要な「考え方」や正解のない問題に対峙する考え方を普及させることも、防災・減災の一部として重要な部分である。
そのために必要な人材育成、啓蒙、場づくりが必要であるため、さすけなぶる研究会を軸とする
3
ヵ年のプロジェクトを実施している。
活動の目的
東日本大震災・ふくしまにおいて、岩手県や宮城県との比較の中で、震災関連死の多さがこれまで指摘されてきた。つまり、直接死より関連死が多いということであり、亡くならなくていい命がなくなったことを意味する。いのちを守る防災減災プロジェクトは、まさに亡くならなくていい命を守るためのいくつかの事業で構成されるプロジェクトである。また、今後予測されている巨大災害対策への教訓の発信でもある。プロジェクト事業内容であるが、本学で生まれ、すでに
1
万数千人を超える受講者がいる防災教育教材を効果的な事業展開の軸にし、人材育成や教材等のブラッシュアップをするとともに、さすけなぶる研究会の自走化により、地域住民の防災・減災の意識醸成やその普及活動の人材育成が継続的に行われる体制構築を目指す。
また、本学がこれまでの活動の知見を集約し新たに展開する事業として、子ども向け防災減災教材の研究開発の事業展開を図ることで本学の復興知の集積と発信をすることを目的とする。
なお、事業最終年度においては、本事業に関するシンポジウムをデザインセンターとさすけなぶる研究会等での共催の可能性も念頭においている。
期待される成果
東日本大震災・ふくしまにおける教訓や知見を人材育成という視点で、最大限活かしていこうとするのが本プロジェクトの最大の狙いである。新たに人材を育てるという視点でのさすけなぶる
FT
養成講座では年間
20
名のファシリテーター養成を見込んでいる。
また、これまでさすけなぶるなどの防災教育に取り組んできた養成してきた人材は
70
名弱いるため、それらを対象にしたフォローアップ研修も年間
2
回は実施しのべ
80
名の参加も得たい。併せて、養成された方々の活動できる場と機会の拡充も、県観光交流センターとの協議の上
10
%ほど増やしたい。
さらに、新たな被災地域やこれまでの被災地を対象に新規事例を発掘し、分析並びに問題文作成を行い、年間5事例は増やしたい。
同時にこれまでの教材等も見直し、東日本大震災当時から進んでいる状況なども勘案し、年間5事例ほどを精査していく。これまで対象として難しいとされてきた、小学校児童(
4
年生以上)向けの新たな教材を作成する。その教材の大まかなフレームを定めたい。これまで述べてきた事業と数値目標等を達成することで、福島県内はもとより全国にも被災地の取り組みとして発信できる。そのことにより、災害によって亡くならなくていい命を守る総合的な取り組みとして展開できる。さらにこれまで懸案事項であった風化防止にも寄与できる。
一覧へ戻る