外来生物駆除を通したエコツーリズムによる裏磐梯の新たな魅力創出
共生システム理工学類 教授 黒沢 高秀
実施期間:2023年11月~2027年11月30日
目的
裏磐梯で行われている、生態系に影響を与えている侵略的外来生物の駆除を、観光に重要な景観の復元や駆除のイベント化といったツーリズムの開発につなげ、エコツーリズムとして推進いたします。これにより、裏磐梯の新たな魅力の創出に結びつけてまいります。
裏磐梯は火山と湖沼が織りなす景観により県内でも最も重要な観光地の一つであるが、外来生物による生態系への悪影響が懸念されています。本プロジェクトの関係者は、2010年代半ばから地元と協力して外来生物駆除などの活動を裏磐梯で行ってきました。本プロジェクトは、この駆除活動を、観光に重要な景観の復元、駆除をイベント化したツーリズムの開発などのエコツーリズムに結びつけ、裏磐梯の新たな魅力の創出につなげることを目的としています。
計画内容
本プロジェクトは、開始時に以下のような4つの活動を計画しています。
1.駆除活動を裏磐梯エコツーリズム協会のウェブページやYouTubeチャンネルなどを通じて積極的に発信する。
2.ドローンを用いた分布把握により優先的に駆除活動が必要な場所を特定し、駆除活動を戦略的・計画的なものにする。
3.地元向けの駆除活動イベントや外来種駆除の関わる地域魅力発見講座などを開催する。
4.駆除をイベント化したツーリズムを計画し、試行し、モデル事例を作り上げる。将来的には駆除をイベント化したツーリズムの社会実装化を目指す。
これらにより裏磐梯におけるエコツーリズムのメニューを増やし、観光地としての魅力の向上につながること、地元の生物多様性保全への関心を高めると共に、様々な主体による外来種の駆除が自発的に行われるような雰囲気が作られることを目指しています。


成果概要
オオハンゴンソウ防除大作戦(2025年8月5日),グルメ食材「ウチダザリガニ」を 釣って食べて駆除しよう!SDGsを学ぶ、ウチダザリガニ釣り体験!(2025年6月28日(土)から9月28日の間で35回)をイベントとして行いました。今年はコカナダモが繁茂しなかったため,9月に行う予定だった曲沢沼コカナダモ駆除は中止しました。ドローンを用いて外来植物の分布把握を試行し,空撮情報によるモニタリング方法を検討しました。
今後の計画
観光客や地域住民の皆様を巻き込んだオオハンゴンソウ、ウチダザリガニ、コカナダモの駆除活動や、駆除をイベント化したツーリズムを企画いたします。実施した駆除活動につきましては、裏磐梯エコツーリズム協会のウェブページやYouTubeチャンネルなどを通じて積極的に情報発信をいたします。これまでに試行した駆除をイベント化したツーリズムについては、社会実装化を目指して改善を進めてまいります。
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