(令和6年度)おららのどぶろく(甘口)
成果物
(令和6年度)おららのどぶろく(甘口)


(特徴)
タンパク質含有量の多い古代米「白早生」を精米歩合9割で仕込んだ。仕上げに甘酒を使うことにより「にぎやかな味わい」に仕立てた。
商品アイデア
東北在来古代米品種「白早生」を用いた日本酒(濁酒)
提案者
食農学類附属発酵醸造研究所 西尾 俊亮 特任講師
連携企業等
株式会社 ORARA(土湯温泉)
未来農業㈱
福島大学生協
商品の概要・特徴
会津矢玉遺跡出土の木簡に記載されていた米「白和世」と同じ系譜を持つと推定される古代米を、福島大学食農学類附属発酵醸造研究所が農水省種子バンクの中に見つけ、分譲された種子を増やして必要な種籾を確保した(在来古代米品種「白早生」)。一方、連携企業の株式会社 ORARA は福島市土湯温泉町に醸造所を構え、福島市が取得した「福島フルーツ盆地酒(ぽんちしゅ)特区」を利用して、自社生産の県酒造好適米「夢の香」を使った濁酒を醸造し販売している。
https://www.f-kankou.jp/gourmet/31025
福島大学がその種籾を確保した「白早生」を酒米として使用して、上記特区醸造所で地酒を醸造する、というストーリー性を生かして商品化、ブランド化ができないかと考えた。
「白早生」は育種された近代品種の米とは成分組成が少し異なっており、麹菌による発酵特性も異なると推定され、個性的な風味の濁酒が期待できる。
アピールポイント
農業と食品製造業を繋ぐ食農連携の企画になり、農業の6次産業化にも貢献すると期待できる。濁酒は清酒とは異なり、酒粕が出ないので、食品ロスがなく、また、麹カビや酵母、乳酸菌などの菌体もそのまま残っているので、栄養と健康機能も併せ持つお酒とも言える。
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