お知らせ

社会課題自分ゴト化プログラム2025「TOHOKU IGINITE」での発表を行いました

 2月21日から22日の2日間にわたり「TOHOKU IGNITE 2026」が東北大学青葉山キャンパスで開催され、当センター主催「社会課題自分ゴト化プログラム」からも参加高校生が登壇、活動の成果を発表しました。
 「TOHOKU IGNITE」とは、MASP(みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム)参画大学や連携機関が提供する教育プログラム受講者、ソーシャルイノベーションの研究者が一堂に会し、1年間の学びや挑戦を互いに共有するイベント。小学生から高校生、大学生、研究者まで、あらゆる世代が集まる学び合いの場です。
 社会課題自分ゴト化プログラム2025は7月から5ヶ月間の活動を経て12月に成果発表会を行いましたが、その中で一部の班について、もう一つのステップとして今回のイベントへ参加する機会を設けることとなりました。
 12月以降も継続して各校を訪問させていただきながら準備をすすめ、イベント当日すばらしい発表をした高校生の皆さんの様子をご報告します。

TOHOKU IGUNITE 概要

日時: 2026年2月21日(土) 13:30~17:00  22日(日) 9:30~17:30
場所: 東北大学 青葉山キャンパス サイエンスキャンパスホール ほか
主催: みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(MASP)、仙台市、東北大学
運営: INTILAQ東北イノベーションセンター
イベントテーマ: 小学生の夢も、博士の英知も。東北の『未来』がここにある。

DAY1(2/21)

「TOHOKU IGNITE」に参加いただけることになったのは、福島県立猪苗代高等学校の「チャレンジマルシェ」班、郡山女子大学附属高等学校の「子どもの市役所」班、「高齢者問題」班の皆さん。各校の先生方もいっしょにバスで仙台市へ移動し、なかなか訪れる機会のない東北大学のキャンパスへ到着。会場となる大講義室でさっそく発表のリハーサルを行いました。

オープニングの後、GAPファンド採択の研究者5名によるピッチ、「とうほくプロコン」という小中学生向けコンテストからの代表ピッチと続きます。大学教授など専門的な大人の発表と、小学生の元気いっぱいの発表、いずれも大変興味深くこのイベントの幅広さを感じる内容でした。特に地域課題解決をめざし斬新なツールを開発した小学生の報告は、続いて発表する高校生たちに大いに刺激を与えてくれたのではないでしょうか。
 
高校・大学生の発表は「社会課題自分ゴト化プログラム」から。まず本学江尻特任准教授より地域未来デザインセンターのアントレプレナーシップ教育の取組、および本プログラムの概要について説明した後、以下の2班が代表ピッチを行いました。
・福島県立猪苗代高等学校「チャレンジマルシェ」班

猪苗代町の農業をテーマとすること、地域経済活性化、交流促進の3つを柱として、以前町で行われていた軽トラ市を「チャレンジマルシェ~軽トラ市場~」と題して開催したことを発表。幼児から70代まで広い世代の交流を実現し、来場者の満足度も高かったことを成果として挙げ、開催場所や時期を検討しながら同様のイベントを継続していきたいと今後の抱負を語りました。
・郡山女子大学附属高等学校「子どもの市役所」班

不登校や居場所のなさを感じる小中学生が増えている現状から、困っている子どもたちに寄り添う場としての「子どもの市役所」づくりについて発表。2Dメタバース空間「oVice」を活用し、顔を出さずに安心して悩みを共有できるオンライン上の居場所を試行した結果や、既存の施設へのヒアリング結果から得られた気づきをもとに、今後の場づくりに関する抱負を語りました。
どちらの班も東北各地から集まった来場者の前で堂々と発表し、質問にも答える姿は大変頼もしいものでした。

DAY2(2/22)

2日目もプログラム代表ピッチが行われ、様々な高校、大学での取組が発表されました。午後には、「My Storyピッチ」として学生一人ひとりがプログラムを通して得た学びや今後の抱負について、想いを語る時間がありました。このピッチには、郡山女子大学附属高等学校の「高齢者問題」班に参加した2名の学生が登壇しました。
・郡山女子大学附属高等学校「高齢者問題」班
この班は、地域コミュニティの希薄化による高齢者の孤立を防ぐための高齢者が参加しやすいイベントを考え、試行しました。社会福祉協議会の助言も得ながら、自校の美術部とコラボした「絵葉書を描くイベント」では、多世代の交流が生まれました。力を合わせて活動してきた2名それぞれが、活動を通して自身に起きたポジティブな変化や、将来への想いを語りました。
また、2日間のプログラムでは、各チームのこれまでの取り組みについてポスター展示を行いました。他プログラムの参加者や来場者との意見交換の場になりました。
プログラムの終盤には、「AIを活用した事業構想」、「謎解きゲーム・レイのブログ」、「キャリア アクセラレーション」といったワークショップが開催される、多彩なコンテンツが用意された2日間になりました。参加した高校生にとって、貴重な学びの機会になったのではないかと思います。また、2日目終了後には懇親会が行われ、異なる地域や世代、専門分野を持つ参加者同士の交流も繰り広げられました。

TOHOKU IGNITEへの参加を終えて

2日間のイベント参加の翌日には、振り返りの時間を設け、これまでの探究活動についての想いや今後へ向けた目標などを共有しました。
その後、仙台市内での見学・フィールドワークとして、鐘崎笹かま館、道の駅村田を訪問。地域資源の活用について楽しみながら学び、帰途へつきました。
勉強や部活動等と両立しながら、チーム一人ひとりが協力し地域課題解決の探究活動に力を注いでくれた高校生のみなさん、忙しい中ご協力いただきました各校の先生方、そして集合研修やフィールドワークでご支援くださいました関係者の皆様へ、改めて御礼申し上げます。
地域未来デザインセンターでは、今後も地域探究、アントレプレナーシップ教育の取組を継続してまいります。
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