福島大学発ベンチャー(学生ベンチャー)認定式を挙行しました
福島大学では、「大学発ベンチャー支援に関する規程」に基づき、本学OBが創業した企業2社について、この度、福島大学発ベンチャー(学生ベンチャー)として新たに認定しました。
当該の2社については、国立大学法人福島大学発ベンチャー支援に関する規程の第2条三項の定めるところの「学生(研究生及び研究員を含む。以下同じ。)又は本学教職員(役員を含む。以下同じ。)、教職員であった者若しくは学生であった者が設立した法人(学生ベンチャー、教職員等ベンチャー)」への該当となります。
8月19日(火)、福島大学地域未来デザインセンターにて、鈴木典夫福島大学地域未来デザインセンター長進行のもと、新たに大学発ベンチャーとして認定された株式会社Kokage 代表取締役 大島草太様・未来農業株式会社 代表取締役 丹野友幸様にご出席いただき、認定式を挙行しました。
当日は、永井義人福島大学地域未来デザインセンター特任教授から、大学発ベンチャー認定制度について説明の後、認定企業2社それぞれから企業の取り組み紹介をいただき、松田幹理事(研究・地域連携担当)から認定書の授与が行われました。
株式会社Kokage 様
概要
代表取締役である大島草太様が、2019年3月(当時は本学3年生で在籍)に「Kokage Kitchen」開業、2022年12月法人化により「株式会社Kokage」を設立した。
地域を「観光地」ではなく「文化をはぐくむ場所」として再定義し、事業を通じて、「未利用資源を活用した地域の魅力作り」、「若者が挑戦し続けられる地域作り」を実現させていく。
新たに始めたクラフトジンの製造・販売においては、クラフトジンを軸に、川内村の魅力を世界に発信し、関係者を増やし、増えた関係者がまたさらに面白いモノづくりと地域づくりを行っていくような、クラフトジンを軸に渦を描くようなエコシステムの構築・地域づくりを目指している。
事業
・Kokage Kitchen:東日本大震災以降の福島のイメージを払拭するため、地域の素材で作ったそば粉ワッフルの移動販売(ふくしまベンチャーアワード2020特別賞受賞)
・Tea&Things:高校生、大学生と県内の規格外果物を活用したフルーツハーブティーの製造販売
・naturadistill川内村蒸留所:ジンを「香りで土地を伝えるメディア」と捉え、福島県川内村の土地の香りと風土をジンに閉じ込めたクラフトジンの製造・販売
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未来農業株式会社 様
概要
代表取締役である丹野友幸様が、平成28年8月に未来農業株式会社を設立、その後福島大学に食農学類が設立されたことを受け、入学した。
本学在学中には、「19歳の酒「初酔プロジェクト」福島」として19歳の若者たちが自分たちで米作りや酒の仕込みに通年で関わり、自分たちで作ったお酒で二十歳を祝うプロジェクトを開始し、現在も未来農業株式会社の事業として継続している。
「農業の明るい未来と食を通して人の幸福を考える」という思いの元、農業と食が人々の暮らしや地域、文化の中で果たす役割を大切に、事業を展開している。
米作りについては、福島県産の酒米「福乃香」で初の「特等」を生産したりや、本学で復刻した東北由来の古代米である白早生の栽培も行っていたりなど未来農業株式会社ならではの挑戦的な取り組みを多く行っている。
事業
農産物(食料米、酒造好適米、飼料用米、飼料稲、大豆、野菜)の生産・販売
農産物加工(みそ製造業、菓子製造業、そうざい製造業、びん詰食品製造業)
飲食店(農家居酒屋)事業 インターネット販売事業
その他、農業に付帯する事業
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