【令和6年度】「東日本大震災と原発事故による被災地域の小中学校を対象とした学生コンサートの実施」
人間発達文化学類 教授 中畑 淳
活動期間:2024年4月1日~2025年2月28日


活動目的
双葉郡を中心とした被災地域では、芸術を鑑賞・体験できる専門の施設が少なく、学校や公民館等の公共施設に各分野のアーティストを招いての鑑賞教室を実施している自治体が多いです。
また、学校では学習指導要領により、音楽に限らず芸術分野の授業はコマ数が減ってきています。
音楽に関して言えば、総合学習の時間等も使い、学校単位で演奏家を招いたり、あるいはいわき市の子どもを対象にした音楽鑑賞会に応募したりと、芸術に触れる機会を創出しています。
しかし、音楽鑑賞の機会は震災以降に比べれば増加していますが、体験となると学校の授業や各家庭単位での習い事に限られる部分があります。
本事業は、子どもたちが、少し上の世代の大学生と共に活動することで、音楽をより身近に感じてもらうことを目的としています。
活動内容
【第1回】令和6年8月8日 川内村・川内村立川内小中学園 地域文化伝承教室にじいろ
コンサート(アンサンブル中心)およびワークショップ(盆踊りレクチャー、楽器体験)を実施
【第2回】令和6年12月24日 川内村・川内村立川内小中学園 地域文化伝承教室にじいろ
コンサート(クリスマス関連プログラム)およびワークショップ(手作り楽器制作、楽器体験)を実施
活動の成果
令和5年度に開催した「コンサート作りのためのワークショップ」における成果を基盤にして企画、実施し、復興支援事業としていずれも大好評でした。
学生主体でアクティブラーニングとして進め、子どもたちに向き合いながら実施することで、学生の成長する様子が感じられました。
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